
英語の文を読んでいると、なんでこの言葉が主語になるの?(その発想が違う)、日本語ならこういう動詞がつくけどなあ...とか、なんでそう考えるの?って思うことありませんか。同じことを言っているようでも、どこかぬぐいきれない大きな違い。
「言語の違いは、対象世界を切り取る切り取り方の違い」と言われています。
日本語で考えて英語にしようとすると、ネイティブには理解しずらくなります。
お互いの下地が違うので。いわゆる英語で考えるためには、こういう民族の違いを念頭におくと感覚的にわかってきます。
これについて、とてもおもしろかった本、「日本語が見えると英語も見える」(荒木博之著)のなかから、"農耕稲作民と遊牧民"のところを少しひろってご紹介します。
この本にはほかにも、"やまとことばと英語"、"モノローグ言語とダイアローグ言語" "中間日本語辞典"、"異文化対応と自己確認"など、英語好きならぜひとも読んでいただきたい内容でいっぱいです。
| 東アジア・モンスーン地帯(日本) | インド・ヨーロッパ(欧米) |
| 農耕稲作文化 | 遊牧文化 |
| 自然環境が生む文化 水耕栽培の農耕文化。とくに日本は急峻な山国。水田は水を張るため、山を開墾し畦を築かなければならないし、とても緻密な作業。水源を探して川を堰きとめ水路を引く。とても個人でできることではなく、何十、何百もの村が共同で行う。 |
自然環境が生む文化 砂漠や草原を牧獣をつれて移動する遊牧文化。水と草を求めて、牧獣の大群と家族で移動。つまり全財産をもって移動しているので、他の遊牧民をたえず警戒。 |
| 「村」の外は「穢れ」の世界。鎮守の森は共同体のシンボルであり論理そのもの。共同で米づくりをして生きているため個人が主ではない。我慢も必要。「和」の文化が成立 | 他人を容易に信用しない。武装が必要。この環境のもと、人は自立の精神、個が強くしたたかに育つ。容易に人が信用できないので、共存の知恵として契約を結ぶしかない。 契約の文化が成立 |
| 人間誰しももっているエゴイズムが共同体の中で消されていく。自己主張しなくても、物事は"自然に"動いていく。 | 大草原のなか、個と個は断絶。共存のためにはエゴイズムを契約という形で処理していく。 |
英語を学ぶうちに、日本のよさに気がつきました。昔日本を訪れた欧米人は皆、日本のあらゆることに驚嘆していたようです。それに美しかったんですね。見てみたいなあ!
今世界で一番行きたいところは古代の日本。ほんとにドラエモンのタイムマシンがほしい。
英語を学ばなければ日本や日本語について、こんなに興味をもたなかったかもしれません。言葉は民族の考え方を反映しています。英語は大好きだけど日本人でよかった。
日本と外国との発想の違いを探るうちにこんな本を読みました。
翻訳から学ぶ英語の発想 翻訳と原書をくらべてみよう
英会話基礎・効果的な学習 英語は音楽!
日本を知ろう
日本語・英語発想比較メモ
環境がつくる民族性 「存在」の日本語,「所有」の英語
やまとことばと英語 自然にそうなる
名詞の英語、動詞の日本語 英語の分解的表現
否定の内容を肯定文で 主語を何にするか
日本語固有の論理性を探る 人間中心 vs. 情況中心
日本リンク集
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